マスコミ掲載

2011年1月号「THE21」にて「デール・カーネギー」の言葉について取材を受けました。

THE21


出版

◆『「上司」という仕事のつとめ方』が韓国語に翻訳され韓国にて出版!

『上司という仕事のつとめ方』(韓国版)

 

◆2代目、3代目の社長たちが夜中にこっそり涙をこぼした物語。『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)

 

◆上司の「あるべき論」ではなく、上司の心にそっとより添った上司の心を支える『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)

『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)

 

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「知識は後付けでなんとかなります。」by 伊藤 孝 社長


松山 フラッグショップを成功させ執行役員というポジションにまでなった。なのに、この後、伊藤さんは、またキャリア・チェンジをします。

伊藤社長伊藤 実はこれまた人から誘われたのです。アメリカに「ホールフーズ・マーケット」という有名な高級スーパーがあります。
 ここにパック寿司を卸している会社があったのですが、この会社が新たな工場を建設するという時期で、用地の買収から白紙状態から関われるというのです。
 この会社は、ホールフーズマーケットからの売上が99%を占めており、私としては新規開拓の必要性を感じ、そのことにもやりがいを感じました。
 でも、I園の社長に「辞めたい」といったら怒られましたね〜。大変でした。結局、辞めるまで8ヶ月もかかかりました。

 

松山 そこまでして、次の仕事をしてみたかったのは、どうしてですか?

伊藤 やっぱり、新しいことに挑戦できるというのが魅力なんだと思います。工場の管理から新しいマーケットの開拓を私に任せてもらえることにやりがいを感じましたし、自分の力で市場を切り拓いていくということにひかれるのですね。
 2007年にこの寿司メーカーに転職して、新たな卸し先を開拓しようとレストランなどに営業をしていて、ここで今の仕事につながるアラン・デュカス氏に会うのです。世界各地に超高級レストランを経営するレストラン業界ではカリスマ的な存在です。アポイントをとったら何とアラン氏本人に会えたのです。これは本当にびっくりしました。
 私は、お寿司をフランス料理のメニューにとりいれてはどうかと、提案したのですが、答えは「ノー」でした。ただ、この時、デュカス氏からこう質問されたのです。「私は世界各地でレストランを成功させているが、日本はどうもうまくいかない。君はどう思うか」と。私は、レストラン・マネジャーも経験していましたので、この時、いろいろなことを提案しました。すると、「すぐ日本に行って、今言ったことを日本の経営陣に伝えてほしい」というのです。将来的にクライアントになる可能性もありましたし、私は、帰国して日本でアラン・デュカスのレストランを経営している社長に会いました。そこで、デュカス氏に言ったことと同じことを話し、すると、「ぜひ、うちで働いてほしい」というのです。

 

松山 で、またキャリア・チェンジされた。

伊藤 はい。寿司メーカーの方々にはたいへん申し訳ないことをしたと思っています。でも、あの世界的に有名なデュカス氏と働くことができるチャンスなんです。私はマーケティング・ディレクターとして2008年2月から今度は日本で働くことになりました。そして、その経験をいかして、レストランなど飲食店のコンサルティングを手がける現在の伊藤総合研究所を2009年9月に設立することになるのです。

 

松山 人と出会い、さまざまなキャリアを積み重ねてきた伊藤さんですが、仕事をするうえで大切されていることは何ですか?

伊藤 これまでの話でおわかりになる通り、キャリアの重大な転換点で、迷いはもちろんあるものの、最終的に私は「ノー」と言ってきませんでした。だから、仕事を依頼された時には、「ノー」を言わず、とにかくやってみることです。
 ニューヨーク時代、I園のフラッグシップ・ショップでストア・マネジャーだけでなくレストラン・マネジャーもやってくれと言われた時、とても無理だと思ったのですが、開店まで時間がなく、最後は「ノー」を言いませんでした。
 もちろん体力的にも精神的に辛かったです。でも、お陰で、ニューヨークのセレブと呼ばれる人たちと出会うことができました。この時の経験がありあのカリスマと言われるディカス氏にも自分の意見をしっかり言うことができました。仕事はできる人のところにくるんだと思います。知識は後からつけることはできます。断ってしまったらそれまでです。だから、仕事を任されたら、つべこべいわず、とにかくやることです。

 

集合写真松山 今年2011年には、ニューヨークでは有名なイベントであるレストラン・ウィークを、この日本でプロデュースされました。高級店とよばれる数多くのレストランが参加し、成功したそうですね。こうした企画を実現されていく時に、どんなことに気をつけていますか。

伊藤 それは「90%以上、勝算あるものをすすめる」です。銀座にあるアラン・デュカスのレストランで働いていた時に、広告代理店からいろいろな提案がありました。もちろん、いいものもありましたが、実現するかどうかわからないというもの、つまり、勝算の見込めないものも多くありました。提案を受ける側として、当時、それはともて残念でした。ですので、下準備を徹底的にして、仕事に関わるさまざまな人たちにとって、互いにメリットをもたらす提案をすることを心がけています。

 

松山 では、最後に、今を生きるリーダーの方々へメッセージをお願いします。

伊藤 はい!とにかくどんどん海外に出ていってほしいと思っています。ニューヨークで働いた経験から、日本には、世界に誇るべきいいものがたくさんあり、この高い文化を海外の人たちに理解してもらうことがとても大事だと思います。そして、先ほども言いましたが、仕事がきたら「ノー」と言わずに、とことんやってみることです。知識は後付けでなんとかなります。いろいろな仕事をしてきましたけれど、どれもこれも「ノー」と言わなかったから、いい経験をつむことができました。

 

 

(インタビュー 2011年11月2日) 

 

《リーダーの言霊 No.2》

「仕事がきたら「ノー」と言わずに、とことんやってみる」
       by 伊藤総合研究所 伊藤 孝 社長

 

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