7.サーバント・リーダーシップ(2)

 

サーバント・リーダーシップの提唱者グリーンリーフ氏は
故人となりましたが、現在、その教えを世界に広めるべく
「グリーンリーフ・センター」が設立されNPOとして
活動しています。

その日本支部である「グリーンリーフセンター・ジャパン」
のウェブサイトでは、「サーバント・リーダーシップ」について
以下のように定義しています。

『リーダーである人は、
 「まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」
 という実践哲学をサーバント・リーダーシップといいます。
 サーバント・リーダーは、相手に対し奉仕する人です。
 相手への奉仕を通じて、相手を導きたいという気持ちになり、
 その後リーダーとして相手を導く役割を受け入れる人なのです。』

日本人の私たちですと、どうしてもこの「奉仕」という言葉が
しっくりこないかもしれません。

確かに「サーバント(servant)」には、「召使い」「家来」「使用人」

という意味があります。

ですが「サーバント」とは「サービスをする人」ととらえ、

「サービス(Servive)」にどんな意味あるかと辞書を引くと

「役にたつこと」「貢献」「尽力」

という意味を見出することができ、

「部下が仕事のしやすいように貢献、尽力する」

と考えるなら、少しは言葉としてなじんでくるかもしれません。

資生堂の池田相談役は、このことを言いたかったはずです。

例えば、現場や部下の声を吸い上げ、
上司が部下の仕事が円滑に進むように社内環境を整備する。
オフィスのレイアウトから、IT関連機器を充実させるなど、
部下のことを思いながら何かの行動を起こすのならば、
それこそ「サーバント・リーダーシップ」ということになります。

不平不満をもらしていた部下は、
自分の意見が取り入れられたことで、モチベーションを高めるでしょう。
「信頼関係」が構築され、
コミュニケーションが、前にもましてよくなることでしょう。

それを「奉仕」と言うのか、言わないのかは別にして、
部下のことを思い、考え、行動し、信頼関係を築いた上で、
指示命令をし、部下をまとめるというスタイルは、
「リーダーシップ論」としては以前から大切にされていたことです。

また部下から信頼される上司たちが、それは特に日本においては

多くのリーダーたちが実績してきたリーダーシップのスタイルだと言えます。

2008.02.11


※:参考文献『サーバントリーダーシップ入門』(著 池田守男 金井壽宏 かんき出版)

Copyright © 2007 EARTHSHIP CONSULTING. All Rights Reserved