
08. サーバント・リーダーシップ(3)
「サーバント・リーダーシップ」の教えを広めている「グリーン・リーフセンター」アメリカ本部の所長であるラリー・スピアーズ氏は、サーバント・リーダーシップの「属性」として、以下の10項目をあげています。
01)傾聴(Listening)
02)共感(Empathy)
03)癒し(Healing)
04)気づき(Awareness)
05)説得(Persuation)
06)概念化(Conceptuslization)
07)先見力・予見力(Foresight)
08)幹事役(Stewardship)
09)人々の成長にかかわる(Commitment to the growth of people)
10)コミュニティづくり(Bulding community)
これまで言われてきたリーダーの条件に当てはまるものも、多数含まれています。
ただ、「傾聴」「共感」「癒し」などの言葉を見ると「サーバント・リーダーシップ」らしさを感じます。
「力強い統率力・指導力」をイメジージさせるこれまでの「リーダーシップ論」とは明らかに違いその特徴があることを理解できます。
また、1970年代に提唱された概念が、時を越えて、今の日本企業の現状にまさにフィットする「リーダーの条件」だとも思えます。
ご存知のように、現在、社員のメンタル面をいかに支えるかが企業、リーダー、上司の課題として大きくクローズアップされています。「うつ病」の多発や高い離職率は、組織の力を弱体化させるばかりでなく財務面でも影を落とすことは、衆知の事実です。
リーダーの役割には、社員のモチベーションをいかに高めるかを考えることがあります。そのために、部下の声に耳を傾けることが大切なことは、言うまでもありません。
なぜなら、自分の声が上司に聞き入れられたと感じた時に、部下はモチベーションを高めるからです。
リーダーシップのスタイルは、人それぞれです。これからますます「共感型」のリーダーが、組織において重視されることは間違いのないことだと思います。
*1:参考文献『サーバントリーダーシップ入門』(著 池田守男 金井壽宏 かんき出版)
《INDEX》
01.リーダーシップは人それぞれ
02.リーダーにカリスマはいらない(1)
03.リーダーにカリスマはいらない(2)
04.リーダーにカリスマはいらない(3)
05.リーダーシップとは「正直さ」
06.サーバント・リーダーシップ(1)
07.サーバント・リーダーシップ(2)
08.サーバント・リーダーシップ(3)



