7.サーバント・リーダーシップ(3)

 

「サーバント・リーダーシップ」の教えを広めている
「グリーン・リーフセンター」アメリカ本部の所長である
ラリー・スピアーズ氏は、
サーバント・リーダーシップの「属性」として、
以下の10項目をあげています。

 01)傾聴(Listening)
 02)共感(Empathy)
 03)癒し(Healing)
 04)気づき(Awareness)
 05)説得(Persuation)
 06)概念化(Conceptuslization)
 07)先見力・予見力(Foresight)
 08)幹事役(Stewardship)
 09)人々の成長にかかわる(Commitment to the growth of people)
 10)コミュニティづくり(Bulding community)

これまで言われてきたリーダーの条件に
当てはまるものも、多数含まれています。

ただ、「傾聴」「共感」「癒し」などの言葉を見ると

「サーバント・リーダーシップ」らしさを感じます。
「力強い統率力・指導力」をイメジージさせる
これまでの「リーダーシップ論」とは明らかに違い
その特徴があることを理解できます。

また、1970年代に提唱された概念が、時を越えて、

今の日本企業の現状にまさにフィットする「リーダーの条件」

だとも思えます。

ご存知のように、現在、社員のメンタル面をいかに支えるかが

企業、リーダー、上司の課題として大きくクローズアップされています。

「うつ病」の多発や高い離職率は、組織の力を弱体化させるばかりでなく

財務面でも影を落とすことは、衆知の事実です。

リーダーシップとは、社員のモチベーションをいかに高めるかを

考えることでもありますが、そのために、部下の声に耳を傾けることが

大切なことは言うまでもありません。

なぜなら、自分の声が上司に聞き入れられたと感じた時に、

部下はモチベーションを高めるからです。

リーダーシップのスタイルは、もちろん人それぞれですが、

これからますます「共感型」のリーダーが、組織において重要視されることは

間違いのないことだと思います。

2008.05.14


※:参考文献『サーバントリーダーシップ入門』(著 池田守男 金井壽宏 かんき出版)

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