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13通目《人らしさ》AI(人工知能)時代のキャリア論!

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  『リーダーへ贈る108通の手紙5』
    http://www.earthship-c.com

       《人らしさ》
      17.03.01【13通目】
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リーダー様 へ

拝啓 ハクモクレンのつぼみふくらむ候

いかがお過ごしでしょうか?

2017年の弥生(3月)が始まりました。

暦のうえでは、いよいよ春ですね!

「春の風物詩」

というには、ちょっと趣がないのですが、
この季節、マスク姿の人が街に一気に増えます。

マスクといえば、かつては、風邪をひいている人がするものでしたが、
今や春、花粉症の人にとっては欠かせないアイテムとなりました。

私も花粉症で、先週からは外出する時に、マスク姿に変身です。

鼻水はそれほどではないのですが、目のかゆみに毎年に悩まされます。

人によっては、重いだるさや頭痛を伴い、
現代人にとって、今や深刻な健康問題です。

先日テレビを見ていたら、
近い将来に、「花粉症がなくなる」という話をしていました。

アレルギー反応を抑える薬の開発が、かなり進んでいるとのことです。

春の真ん中、桜を眺めながら、マスク姿。

毎年、なんだか違うよな~と思っていたので、
マスクのいらない春が来ることを、祈るばかりです。

~~~

さて、よい薬が開発され、人が健康になることは、とてもよいことで、
ここ10年ぐらいの科学技術の進歩には目をみはるものがあります。

スマホしかり、3Dプリンターしかり、
私が幼い頃には、ドラえもんの道具と、夢のまた夢と考えられていたものが
次から次へと実現されています。

人工知能(AI)もそのひとつで、
インターネットにつぐ産業革命を起こすことは間違いありません。

数年前までは、私の生活や仕事とは関係ない、
専門家の研究分野のひとつだと思っていましたが、
人工知能の進化はすさまじく、2017年は「AI元年」といえ、
私たちの生活に浸透していくスタートラインの年となるのでしょう。

というのも、先日、電話がかかってきまして、

「AIを使った◯◯分析をするのですが、いかがですか?」

とセールスがあったのです。

私のようなアナログな一般の人間に
そうしたアプローチがあるということは、
人工知能(AI)が一部の専門家の手を離れて、
より広く普及していく新たな段階に入ったことを示唆しています。

~~~

2015年、野村総研とオックスフォード大の共同研究で
衝撃的な数字が発表されたのは、まだ記憶に新しいところです。

「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」
        ↓↓↓
https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx

「うそでしょ!49%って、今働いている人の半分が職を失うの?」

と、すぐに反応したのは、私が単細胞であって、
これはあくまで10年後~20年後の推計データであり、
もちろん、100%現実化する話ではありません。

ただ、先日、某技術メーカーの方と話していましたら、

「人工知能(AI)の進化スピードは、人間の予想をはるかに超えていて、
 何が起きるかわからない。49%は大げさにしても、
 20年後ぐらいであれば、それに近いことが起きてもおかしくない。
 そんな世界にすでになっている」

と、憂鬱そうに話をされていました。

10年後、20年後といったら、
今、小学生、中学生、高校生の子どもたちが、第一線で活躍する時代です。
その親世代である、アナログ人間の私も、

「これは認識を改めないといけないな」

と、考えさせられる昨今です。

~~~

それでは参考にと、リクルート出身で、
教育界で旋風を巻き起こしている
奈良市立一条高校の藤原校長の本を読んでみました。

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『10年後、君に仕事はあるのか?』(藤原和博 ダイヤモンド社)
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http://www.amazon.co.jp/dp/4478101884/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22 

この本は、人工知能(AI)が普及した10年後の世界について
その詳細が書かれているのではなく、
今ある仕事がAIに代替されていく時代を迎えるにあたって
どんな教育が行われるべきで、
今、どんな力を養っていけばいいかについて書かれています。

藤原校長が読者と想定したのは、高校生とその親のようですが、
大学生、ビジネスマンがキャリアを考える際にも、
十分に参考になるなと感じました。

藤原校長は、これからの時代の「生きるチカラ」として3つあげています。

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1)情報処理力(知識・技能)
2)情報編集力(思考力・判断力・表現力)
3)基礎的人間力(忍耐力・集中力・持続力など)
──────────────────

1)「情処処理力」は、これまでの教育で行われてきた
  読み書き、記憶力のことで、狭義の「基礎学力」のことです。
  問題に対して正しい答えが「ひとつ」あり、
  その「ひとつ」の答えを、できるだけ早く、正確に導き出す力です。

2)「情報編集力」は、正解が1つではない問題を解決する力です。
  これはビジネスの場面がまさにそうですね。
  仮説をたてて、仲間とディスカッションして、
  複数の解を導きだし、どれかひとつを選択し実行にうつす。
  そのためには、コミュニケーション・スキルはもちろんのこと
  ロジカルシンキングやプレゼンテーションのスキルも求められます。

3)「基礎的人間力」は、1)と2)を底辺で支える
  人間の底力となるものですね。
  「学力の高い人ほど、息を長く止めていられる」
  という実験結果がありますが、
  人間力があることで、1)と2)のチカラが底上げされます。

これまでの教育は、1)情処処理力を主体にしてきたけれど、
これからは2)情報編集力が重視され、それを培う授業が、増えていくし、
大学受験でも、2)を問われる時代になるといいます。

つまり、多くの仕事がAI(人工知能)に代替される時代にあって、
2)情報編集力が、ますます重視される時代になると、藤原校長はいいます。

~~~

そういえば・・・・、

「IT(情報技術)革命」

1990年代後半から2000年初頭、
この言葉を、メディアで目にしない日はありませんでした。

その時も、ITの進化によって、
多くの仕事が代替されると言われていました。

確かに、銀行のATM、駅の改札、高速道路のETCなど、
IT革命によって、代替された仕事はたくさんありました。

「AI(人工知能)革命」

これは、人間に近づく存在が登場するのであって、
「IT革命」なんて、比べものにならない、という意見もあります。

そうした時代にあって、やはり問われていくのは、

「では、人間にしかできないことは何か?」

ということですね。また、

「人間らしさとは何か?」

という問いを深く考える機会が個々のレベルで増えていくことによって、
より、人として大切にすべきことが、
今以上に、鮮明になっていくということです。

ですので、

「AI(人工知能)革命」

は、人を不毛な存在に追い込むのではなく、
かなり強いインパクトをもって、
人間らしい「生きるチカラ」が引き出されるチャンスだと
肯定的にとらえるのがよいと思います。

藤原校長は、「雇われる力」(エンプロビアリティ)について、
「誠実さ」「やさしさ」など「人柄」の重要性を述べて、
では、その「人柄」を高めるために、どうすればいいかについて、
こう書いています。

──────────────────

僕はこう考えています。
目の前にいる人に真摯に向き合うことでしか高められないだろう、と。
どこかにいる他人やどこかの大きな社会ではなくて、
目の前の1人です。
目の前にいる人を満足させたり、喜ばせたり、
ありがとうと言わせることができるかどうか。
それができない人に、社会を変えることはできないでしょう。

『10年後、君に仕事はあるのか?』(藤原和博 ダイヤモンド社)p158-159
──────────────────
http://www.amazon.co.jp/dp/4478101884/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22 

そして、「人柄」を高める具体的な3つの行動をあげています。

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1)挨拶ができること
2)約束を守ること
3)人の話が聴けること
──────────────

こうした、教育の最前線で奮闘する藤原校長の考え方を知り、
私は、神学者ラインホルト・ニーバの言葉を思い出します。

──────────────────
「変えてはならないものを受け入れる心の冷静さと、
 変えるものを変えるチャレンジする勇気と、
 両者を見分けるための英知を与えたまえ」
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「AI(人工知能)革命」が、本格化します。

私たちの様々な物事を根底から変えていくでしょう。

と同時に、人として「変えてはならないもの」を、
より鮮明にしてくれるでしょう。

それは、私たちにとって脅威の始まりではなくて、

「人らしさ」

を問い、その大切さを今以上に
互いに深く理解しあえるチャンスの到来です!

~~~

本日は、これにて。

3月とはいえ、まだまだ寒さが続きます。
大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
2017年の弥生が、あなた様にとって、
笑顔あふれる美しい日々で満たされることを
心よりお祈りしています。

   「元氣・勇氣・やる氣」で!

 
        (^人^)        
 

                 敬具

平成二十九年三月一日

              松山 淳より 

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◆自問自答◆

1)私は、時代の変化を感じとっているだろか?

2)私は、次世代に何を伝えていけばいいだろうか?

3)私は、変えてはならぬものとは、何だと考えているだろうか?

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◆ホウ・レン・ソウ◆

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◆追伸◆

小学生の娘が、音楽の授業で、
縦笛(ソプラノレコーダー)のテストがあるというので、
ここ1週間ほど、家で、一生懸命、練習しています。

ただ、どうも苦手のようです。
音がキレイにでず、「ピーッ!」っと、裏返ってしまうのです。

「ちょっと貸してみなさい」

と、私が、吹いてみました。

小学生の時、運動会で、行進しながら校歌を縦笛で
吹くプログラムがあり、猛特訓した経験があります。

最初、私もピーッ!っとなってしまい、
これはダメかなと思いましたが、
数分、吹いている内に、音が安定してきて、
おまけに、校歌を全部、吹くことができました!

自分でもびっくり!
40年近く前のこと、体に染み付いているものですね!

と、自分が満足してしまい、娘のことは忘れて・・・(笑)

と、それではいけないので、
コツを伝授し、少しずつ音がキレイに出るようになりました。

(親父、ドヤ顔です!)

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アースシップ・コンサルティング 松山淳(48才)
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『機動戦士ガンダム』が教えてくれた新世代リーダーシップ』
『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
     
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松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 プロフィール

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