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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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書籍『君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え』(ダイヤモンド社)の案内画像

33通目《生きる意味-7》スピリチュアリティ!

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  『リーダーへ贈る108通の手紙5』
    http://www.earthship-c.com

      《生きる意味-7》
      18.10.11【33通目】
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リーダー様 へ

拝啓 金木犀 風に乗って 幼い記憶 

いかがお過ごしでしょうか?

2018年の神無月も中盤へと移行しています。

先日、街を歩くと金木犀の香りが風にのって届きました。

金木犀の香りにふれると、なぜか、幼い頃を思い出します。

嗅覚は記憶と強い結びつきがあると言われます。
繰り返し、繰り返し、この季節に、
金木犀の香りふれてきたからでしょうか。

東京は10月に入って、
33度を越える季節外れの真夏日がありました。
とはいっても、秋は確実に深まっていくでしょう。

これから、気温もほどほどの過ごすのにいい季節となりますね。

そんな秋の深まる季節に、
拙著『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)が、
茨城県にある取手市立図書館の主催する
特別展示の1冊に選定されているのを知りました。

「効き目ほんわか こころのお薬100冊 処方箋メニュー」
  ↓↓↓
https://www.toride-toshokan.jp/toshow/html/kokoronookusuri100.html

私が「心の師」として仰ぎ見る河合隼雄さんの本と
拙著が一緒にリスト化されているのをみると、
なんだか申し訳ないような気がいたしますが、
本のプロである図書館員の方々が選定してくださったのですから、
自信をもちたいと思います。

そして何より、心より感謝、感謝です。

***

さて、その『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)の出版を機に、
本メルマガではフランクル心理学について書いています。

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「悩める人を救うフランクル心理学」
~強い心を手に入れる7つの知恵~
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1. セルフ・トランスセンデンス(自己超越)「小さな自分を越えてゆけ!」
2. リフレーミング「現実を意味豊かに再定義せよ!」
3. ホモ・パティエンス「悩んで人は成長する!悩む自分を肯定せよ!」
4. ミッション「今、目の前にある仕事が使命だ!無我夢中になれ!」
5. オプティミズム(楽観主義)「自分の未来を、自分の可能性を信じよ!」
☆6. スピリチュアリティ「崇高な精神性で自己を支えよ!」
7. スマイル「自分を笑い者にして、苦悩を笑い飛ばせ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本通では6番目の「スピリチュアリティ」について書いていきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆「スピリチュアリティ」
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「スピリチュアリティ」を辞書で引きますと、次の訳を目にします。

「霊性」「高い精神性」「崇高なこと」

欧米ではキリスト教が深く根付いていますので、
宗教心や信仰心は、私たち日本人より身近な感覚でしょう。

日本社会では、宗教に対するアレルギーがあるため、
表面的には、「スピリチュアリティ」について語りにくい雰囲気があります。

とはいっても、
日本人が「スピリチュアリティ」と無縁かといったら、そうではありません。

お寺が神社が、日本全国、至るところにあり、
特定の宗教を信仰することなくても、
パワースポット・ブームもあってか、
多くの人が何かを求めて寺社仏閣の門をくぐっています。

では、フランクルは「スピリチュアリティ」について、
どんなことを言及してるのでしょうか。

名著『夜と霧』から引用します。

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元来精神的に高い生活をしていた感じ易い人間は、
ある場合には、その比較的繊細な感情素質にも拘わらず、
収容所生活のかくも困難な、外的状況を苦痛ではあるにせよ
彼等の精神生活にとってそれほど破壊的には体験しなかった。
なぜならば彼等にとっては、恐ろしい周囲の世界から精神の自由と
内的な豊かさへと逃れる道が開かれていたからである。
かくして、そしてかくしてのみ繊細な性質の人間が
しばしば頑丈な身体の人々よりも、
収容所生活をよりよく耐え得たというパラドックスが理解され得るのである。

『夜と霧』(V・E・フランクル みすず書房)P119
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強制収容所に囚われた人々の関心ごとは、
大きく2つあったと、フランクルはいいます。

ひとつ目は、政治的関心です。

ふたつ目が、宗教的関心です。

政治的関心は、もちろん、いつ戦争が終わるかであり、
それは同時に、いつ自分たちが解放されるかです。
とても重大な関心ごとです。

それと同じくらいに、囚人たちの関心をひいたが「祈り」でした。

重労働を課せられてボロボロになりながらも、
バラックへかえる途中やバラックの一隅で、
多くの人が手をあわせ祈りをささげていました。

そうした姿をフランクルは観察し、上記の一文を書いたのです。

人間の尊厳を踏みじるような過酷な強制収容所において、
精神的に高い生活をしていた繊細な人の方が、
頑丈の体の持ち主たちよりも、よく耐え得た。

もしそうだとするならば、

☆「心の支え」

となる何かをもつことが、
辛く苦しい状況に陥った時には、心を強く保つためには、
いかに重要なのかが理解できます。

そして、その「心の支え」を自分自身に作り出す
フランクルが見出したひとつの答えが
「スピリチュアリティ」だったのです。

フランクルは、『それでも人生にイエス』では、こう書いています。

────────────────────
ここで問わなければなりません。
典型的な囚人になってしまったのはいつでしょうか。
その人が自分の心を没落するままにまかせたのはいつでしょうか。

その答えは、心の支えをなくしたときだ、
心の支えがなくなったらすぐだ、という答えになるはずです。

『それでも人生にイエス』(V・E・フランクル 春秋社)P129
────────────────────

心の支えがなくなると、人はみるみる堕落していく。

心の支えを何に求めるか?

それは、人それぞれであり、それでよいのでしょう。

超越的な大いなる存在に支えを求める人もいれば、
それを否定する人もいます。

心の支えといったら、
恋人であったり、家族であったり、友人であったりと
「人」が自分の支えになっているという人もいます。

また、親の形見であったり、
苦労して手に入れた我が家だったり、車だったり、
「モノ」に心の支えを見出す人もいます。

何が正解というものは無いでしょう。

自分に何らかの「心の支え」があることをしっかり自覚して、
自分なりの「心の支え」を崇高なものとして
それを大切にしながら生きていく。

そのことが、
実は、精神的に高いこと(スピリチュアリティ)なのであり、
そうした生きていくうえでの心がけが、
私たちの心を強くしてくれるのだと思います。

人によって「超越的、絶対的な崇高な存在」が、
心を強くしてくれることもあります。

一方で、

自分の身近に存在する何かを(自然でも人でもモノでも)
日頃はそう思えないけれど、
それらを崇高なものと尊ぶ心持ちそのものが、
高い精神性(スピリチュアリティ)となって
逆境にあって折れない心を作り出すのです。

 

☆脚下照顧。

 

心を強くする「心の支え」は、
すぐそばにあったり、足元に落ちているものです!

~~~

本日は、これにて。

これから朝晩とぐっと冷える日が出てきます。
どうぞ大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさってください。
   
2018年の神無月が、あなた様にとって、
笑顔あふれる美しい時間で満たされることをお祈りしています。

       
   「元氣・勇氣・やる氣」で!

        (^人^)        
 
                 敬具

平成三十年十月十一日

              松山 淳より 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆自問自答◆

1)私は、「心の支え」を自覚しているだろうか?

2)私は、高い精神性を実現しているだろうか?

3)私は、すぐそばにいる人を大切しているだろうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆追伸◆

神戸・須磨は板宿に「井戸書店」があります。

その店主が書いているブログ
「あなたの本の世界を変えましょう」で、
『君が生きる意味』が取り上げられていました。

「現代人の自己中心の思考(欲望の成就や地位や名誉など)ではなく、
 自分の目の前の人や、関係する環境に働きかけ、
 抱える課題解決をすることこそが、仕事や人生の意味を明確にし、
 人生を豊かにしてくれます。
 Me Firstの時代、フランクルの教えは人間のみならず、
 地球を救う思考になるでしょう。」(井戸書店 店主)
   ↓↓↓
https://blog.goo.ne.jp/idomori28/e/1a5837605c9d1d4f86bd015804cc6070

御礼のコメントをしたところ、こんな返信が…。

「『君が生きる意味』を読んでいて、
 これはうちのスタッフのことに似ているなぁと思いました。
 自分起点なので、陳列もお客様のことよりも
 自分にとってやりやすいように行う。
 彼らに読んでもらうために、当店で毎月第4日曜日に行っている
 『大人の人間学塾』の、10月の課題図書にしました。
 さぁ、どんな反応が現れるか楽しみです。」

なんともありがたい話で、私も楽しみです!

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アースシップ・コンサルティング 松山淳
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『リーダーへ贈る人生が輝く名言』7,088いいね!
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■メッセージ:j@earthship-c.com

■著 書
『機動戦士ガンダム』が教えてくれた新世代リーダーシップ』
『バカと笑われるリーダーが最後に勝つ』(SB新書)
『「上司」という仕事のつとめ方』(実務教育出版)
『真のリーダーに導く7通の手紙』(青春出版社)
     
■バックナンバー
http://www.earthship-c.com/melmaga108/index.html
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松山 淳 JUN MATSUYAMA

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダー研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 プロフィール

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